俳縁

またまた久々の句会出席になりました。

ノートをみると前回は昨年の6月。ほとんど、1年ぶり。欠席投句はしていたものの、やはり当然のことながら句会はリアルタイムが一番です。句についてはもちろん、いろんな話が聞けて私にとってとても有意義な時間。季語の植物の話からお料理のレシピまで。夫の事、子どもの事、孫の事・・・。月に一度の数時間を共有しているだけなのに話は弾みます。

忙しさを言い訳に句ができず、一時は辞めてしまおうかと思った俳句でしたが、この俳縁が続く限り頑張って句会に出かけようと思うのでした。

            あれこれと会話のはずむ梅雨晴間   えくぼ

                            (季語:梅雨晴間   季節:夏)

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久しぶりの時間

久しぶりに句会に出席しました。

前回、支部の句会に出たのは12月でした。その後4月にお隣の支部句会にお邪魔したもののその後は句会からかけ離れた生活でした。

ありがたいことに、支部長さんの骨折りで月例句会が催されているのに今年に入って欠席ばかり。行くつもりにしていても、突然用事が入ったりして申し訳ない限りでした。

昨日は久しぶりにいつもの句会場へ行きました。初めて句会のようにドキドキ!    しかも、とりあえず出来た句は、なんだか気に入らなくて会場へ向かう電車の中でも未練たらしく歳時記を開いていたりしました。

「久しぶり!」と声をかけてもらったり、それぞれの近況を聞いたり、(私はもちろん、めろめろな甥の話に終始。あげく、待ち受けにしている写真をむりやり見せる始末!)   みなさん、失礼しました。

肝心の句会のほうは欠席投句の方の句に人気が集中しました。その句について、あるいは、別の句について、出てきた季語について、あれやこれやと話は尽きません。  あぁ、やっぱり句会はいいなぁ、としみじみ思いました。句座を囲むまではそれぞれが全く別の生活しているのに、ここで句を介して語れば普段の暮らしも、年齢もすべて関係なく思いを話し合えるなんて、とても素敵でとても幸せなこと。

そして、帰路の電車に揺られ来月もまた出席したいなぁと思うのです。

        梅雨晴間一番乗りとなりにけり   えくぼ

                        (季語:梅雨晴間   季節:夏)

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蛍の夜

         死なうかと囁かれしは蛍の夜

             (しのうかと ささやかれしは ほたるのよ) 鈴木真砂女

車で20分ほど走った、川の辺へ蛍を観にいきました。蛍を観るのは、タイミングが難しいです。4年ほど前にとても多くの蛍が舞うのをそこで観ました。それから、毎年同じような頃に観にいくのですが、昨年はほとんどみられずに帰りました。少々、遅かったようです。今年は、昨年よりは飛んでいましたが乱舞には程遠いものでした。

ちらほらと舞う蛍の灯はとても儚くて冒頭の句が浮かびました。真砂女氏は蛍の句を多く詠んでいます。その中でも私はこの句が好きです。

蛍の灯は美しいのに切ないです。青白く点滅するその灯しの儚さに惹かれている自分がいました。

         泣くやうに灯してゐたり恋蛍   えくぼ

                          (季語:蛍   季節:夏)

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緑まぶしく

5月6日は、立夏でした。

立夏は二十四節気のひとつ、暦のうえでは、この日から夏ということです。

温暖化のせいか、今年は特に『夏』という言葉に違和感がありませんでした。ただ、日本では6月に梅雨がありますから、本格的に『夏』というと現代の感覚では、梅雨明け後というところでしょうか。

暑いのが苦手な私としては、若葉の美しい5月は好きな季節です。暑いのは苦手だけど、開放的な夏という季節は好きなので(ただのわがまま!?)夏に向かっていく今はなんだか、わくわくしてしまいます。

       なすがまま髪をあずけて若葉風   えくぼ

                            (季語:若葉風   季節:夏)

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花吹雪

俳句で“花”といえば桜です。

日本人に生まれて当然のように春には桜を観てきました。四季のある日本にあって寒く辛い冬を終え、新しい命が芽生える春。その象徴ともいえるのが桜の開花です。

“花の雨”、“花の宵”、“花衣”、“花冷え”・・・。桜にまつわる季語は美しいものばかり。ぱっと咲いて、ぱっと散る、この潔さが日本人に愛されるゆえんなのでしょうか。

休日はなんだか、諸々雑事がありやっと夕方になり一息つきました。夕食の買い物帰りの公園でおりから強くなってきた風に舞う桜の花をみました。今年の桜も終わるんだなぁと思い、しばらく散りゆく桜に見とれてしまいました。

         ひとしきり落花煽りて風行けり   えくぼ

                            (季語:落花   季節:春)

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初・体・験

素敵な初体験をしてきました。

今日は私の所属している俳句の団体のお隣り支部の方々のお誘いで歌舞伎を観に行ってきました。初めての歌舞伎ということで、ドキドキ、わくわく。もちろん、観劇後に句会があるので、兼題(句会の前にあらかじめ出されているお題)の他にも歌舞伎を観ての句も作らなければなりません・・・が、初体験の歌舞伎を観るのに必死な私。

初めての世界に酔いつつも歌舞伎鑑賞は終了。その後、お招きいただいたお隣の支部の句会に参加させていただきました。ここのところ、私事で自分の支部の句会にも出席がままならなかったので、本当に久々の句会でした。当然のことながら、それぞれの句についての意見がリアルタイムに飛び交う句会は楽しく勉強になりました。

いくつになっても、初めての体験はとても刺激的。まだまだこれからも、いろんな初体験をたくさん味わっていきたいです。

        緞帳の上がりて春の灯しかな   えくぼ

                        (季語:春の灯し(春灯し)   季節:春)   

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春!・・・春?

暖かな日々が続いています。

例年なら「春とは名ばかりの寒い日が・・・」というところ、今年は本当に暖かい。    「薄氷(うすらひ)」や「余寒(よかん)」なんて季語、今年の春先に限っては使えそうもありません。夕方にぱらついた雨も冷たい雨にはならず、春雨といったものでした。

春の雨って、私は好きなんです。多分、どの季節の雨よりも。けだるい感じや物憂い感じがするし、雨の匂いも感じられて・・・。

俳句を知らなかった頃から、春の雨が好きでした。俳句を知ってからは、もっと好きになりました。そんな春の雨の夜は、トラテ゜ィショナルなバーでテ゜ィナーの前のマティーニといきたいものです・・・が、主婦&母の身では、それもなかなか叶わないのが現実だったりもします。

   キールから始まるディナー春の雨   えくぼ

                          (季語:春の雨   季節:春)

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心から幸せといえる生き方

今生のいまが倖せ衣被 (こんじょうのいまがしあわせきぬかつぎ) 鈴木真砂女

俳句を始めて、師であるまどか先生以外の方の句集を手にしたのは、今は亡き鈴木真砂女氏の句集が初めてです。一言では語れない波瀾万丈の人生を生き、その後半の心境を綴ったものとされるのが掲句であり私の好きな一句です。

真砂女氏の人生の場面、場面を切り取れば、それは世間一般の幸せとは遠いものだったかもしれないのですが、氏はいつでも自分に嘘をつかずに生きており、それ故の苦労については甘んじて受け入れています。もしかすると、苦労などとは思っていなかったのかもしれません。そのうえでの人生後半での掲句。

身内の死というものに遭遇し、いまさらながら生き方ということを考えさせられました。

生かされている身として、いつか終焉をむかえる間際に真砂女氏の句のような境地になりたいものだと思いました。

       初夢の亡き父笑らふてをりにけり  えくぼ

                               (季語:初夢   季節:新年)

    

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美しく、強く

私が俳句を知るきっかけでもあり、師である黛まどか先生が

『俳句でエール!』というメルマガを出してみえます。

暗いニュースが多い昨今、俳句で世の中を元気づけられないか、

17音の応援歌をおくれないか、との思いを込めて俳句とその訳やまどか先生の思い

を綴ってみえます。

日本人に生まれ日本語の中で育ちながらも、俳句を始めて知る美しい日本語の

なんと多いことかと驚かされました。

そして、美しい言葉は17音の俳句という器に盛られて強いメッセージとなっています。

美しさを保つものとは、強いものなのですね。

なんだか今日は仕事にいきたくないなぁ。とか、家事や育児に疲れたとき

17音の世界に触れてみてはいかがでしょう。

              http://madoka575.co.jp/mm/

      白き手のすばやく舞ひし歌留多かな   えくぼ

                                (季語:歌留多   季節:新年)

      

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